FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

子盗人のつづき

屋敷にやって来た盗人は、裏に回ると垣を破ろうとしますが、ちょうど良さそうな大きさの穴があるのを見つけて、腹ばいでくぐり抜けた形になります。
忠三郎さんは、こんなこともあろうかと鋸を用意してきたと言って「ズカ、ズカ、ズカ」と垣を切り、「メリメリ」と引き捲って垣を破り、空いたところをくぐったうえに、次の塀を飛び越えて表の座敷に出る形でした。このあたりは随分と違います。

さて垣をくぐり抜けると、この戸を開ければ座敷だと、戸を開ける所作。灯がともっているのを見つけてひとしきり驚き「南無三宝」と一ノ松まで逃げます。しかし誰もいない様子に、再び舞台に進み座敷へと入った形になります。

宵に客があったと見えて道具が取り散らかしてあるなどと言いながら、目付柱のあたりで茶の湯の道具、風呂釜茶碗茶入れなど道具を拝見する様子。さらに正先に床の間の掛け物を見て感心し、ワキ柱近くの小袖に気付きます。

女房の衣類まで勝負に打ち込んでしまったため機嫌が悪いから、この小袖はは土産にしようなどと言いながら小袖を取り上げると、寝ている形の人形に気付きます。
さだめて乳母が自分の用を足そうと寝させておいたものだろうと言いつつ覗き込みますが、色白な鼻筋の通った美しい子と感心していると、子供が目を覚ました様子。
「のうのう怖いものでは御座らぬ 伯父じゃぞや伯父じゃぞや」などとあやそうとします。

さらに「伯父がちと抱いて進ぜようか」と子供を抱き上げ、子供が笑う様子に大喜び。
「塩の目はならぬか」「かぶりかぶりはならぬか」「あわあわ見ましょう」などとあやしますが、大きい声を出したために子供の機嫌が悪くなったと、こんどは「こすぐって機嫌を直そう」「ばっくつくつくつ」「ひょろんひょろんひょろん」「れろれろれろや」などと子供をあやします。このあたりも忠三郎さんの時とは微妙にあやし方が違います。

さてこうしてあやしているうちに、乳母が再び登場してきます。
このつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/1280-3cd1bad7

 | HOME | 

カレンダー

« | 2020-02 | »
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。