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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

石橋のつづき

昨日、宝生流ではアイが出ないという話を書きました。もちろん半能の場合もアイが出ません。ものの本によると、そもそもこの廃曲になっていた石橋を江戸時代初期に復興した際に、アイの扱いで狂言方と囃子方の間に争いが起きたという話があり、そのあたりの問題を避けることもあって、宝生の形や半能が好んで演じられるのでは、という話があります。

なるほど、そういうこともあるのかと思いますが、この曲の前場はまたそれなりに面白いと言えば面白いので、もったいない話でもあります。また前回、粟谷能夫さんのシテで拝見した時のように、和泉流では三人の仙人が登場する替間があり、これまたなかなか面白い趣向になっています。

くどくど書きましたが、そういう訳で半能はちょっともったいないものの、やはり後場の面白さは格別。連獅子のように二人以上の役者が登場して舞うのは豪華でもあります。

繰り返しますが、この日は半能。舞台にはまず一畳台が運び込まれてきます。
見所から見て台の右端に白の花を付けた台がまず運び出されてきて、正先の中央を左端にして、階からワキ座にかけて置かれました。続いて台の左端に赤花を付けた台が出され、こちらは白花の台に接して、階から目付側に置かれました。二つの台をぴったりと並べて置いた形です。
能夫さんが小書無し、一人でなさった時は、見所から見て右側白花の付いた台の方を奥にし、手前階側に置かれた赤花の付いた台と一部が重なるように並べられました。二つの台は、前後にずらしたり片方を少し斜めにしたりなど、変化をつけて置かれる方が普通のように思いますが、今回は全く前後にはずらさず横に並べた形。珍しい方の置き方ではないでしょうか。

準備が整うと直ぐに名宣笛。ワキの出、殿田さんの登場です。
紫の水衣に白大口、掛絡をかけ銀の沙門帽子を着けています。常座で名乗り終えるとワキ座に下がって、いよいよ獅子の出になります。
さてこのつづきもう一日明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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