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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

禰宜山伏 野村万蔵(萬狂言)

和泉流 水戸芸術館 2009.11.03
 シテ 野村万蔵
  アド 吉住講 野村萬 野村眞之介

禰宜山伏ですが、このブログでは今年3月に大藏千太郎さんのシテで拝見したものの鑑賞記を載せています。(鑑賞記1)禰宜と山伏が大黒の影向を祈るという基本の形は変わりませんが、そこはそれ、微妙なところに違いがあります。

まずは禰宜が半袴に掛素袍、士烏帽子の姿で幣を肩に担って登場し、常座で名乗ります。伊勢の御師と名乗り、毎年都に旦那参りをするが、今年も相変わらず参ろうと思う旨を述べて、型どおりに舞台を廻ります。

この御師ですが「御祈祷師」を略したものらしく、平安時代ごろからあった呼び名のようです。それが室町時代には神社の参詣の世話をする下級神官についても用いられるようになっていたようで、熊野三山をはじめ有名な神社に所属して、信者が参詣する際に祈祷や宿泊の世話をするのを仕事としていたとか。

次第に御師を「師」と呼び、参詣者を「檀那」と呼ぶ恒常的な「師檀関係」が結ばれるようになり、中でも伊勢御師は全国各地に派遣されて、現地の伊勢講の世話を行うとともに、講中が伊勢参りに訪れた際には自らの宿坊でこれを迎え入れて参拝の便宜を図ったりなどしたようです。
この日の禰宜出立では狂言袴ですが、全国を回り歩くという意味もあってか、括り袴で出る場合もあり、また烏帽子も士烏帽子ではなく折烏帽子とすることもあるようです。

さて舞台を一回りし、アドはのどが渇いたと茶屋を探します。
禰宜に続いて出て、大小前に控えていた茶屋の萬さんが立って出、禰宜を招じ入れる形でワキ座に出されていた床几にかからせます。茶屋の主人は段熨斗目に長上下の姿です。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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