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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

二人大名さらにさらにつづき

小袖を脱いだ二人に対し、今度は犬の噛み合う真似をしろと往来人が命じます。
これまた抵抗するも、太刀で脅された二人は犬の噛み合う真似。正中へ出て二人が向き合い、「うー」と犬の鳴き声の真似をしつつ前後に動きあい、最後は立ち上がって「びょうびょう」と手を回して、噛み合いの形を示します。

続いて小アドは、大名達の着けている烏帽子が鶏の鶏冠に似ているので、今度は鶏の蹴り合う真似をするようにと命じます。これまた二人して鶏の蹴り合いの真似をすることになるわけです。
この鶏の蹴り合いと犬の噛み合いは逆順となる演出もあるようです。

いよいよかさにかかった小アドは、今度は京の町にはやる「起き上がり小法師」の真似をするように命じ
「京に京にはやる おきあがり小法師 とのだに見れば とのだに見れば ついころぶ ついころぶ(『とのだに見れば ついころぶ』とする形もあるようです)合点か 合点じゃ(『合点か 合点か』とする形もあるようです)合点合点合点じゃ」
という小歌を謡って浮きに浮いて面白くするようにと言います。

大名達はやむを得ず、この小歌を謡って拍子を取ります。起き上がり小坊師よろしく、体を揺すったりで、拍子を取りつつ謡いますが、これを楽しんで大笑いした往来人「最前から色々のことをさしたれども 太刀も刀も返すことはならぬぞ」と言い置いて退場してしまいます。
シテアド二人の大名が、やるまいぞとこれを追って型通りの留となりました。

いつもながら小アド萬さんの味のある芸に見入った次第です。
(27分:当日の上演時間を記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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