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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

屋島のつづき

次に一声の囃子でシテとツレの登場。ツレの武田友志さん、武田志房さんのご長男ですが檀の会ではツレが弟に当たる武田文志さんでした。ご兄弟の同じ役を拝見するのも何かの縁かも知れません。

先に出たツレは段熨斗目に水衣、腰蓑を着けて右肩に釣り竿を担った若い漁師の姿で、一ノ松まですすんで振り返ります、
シテは漁師の老人ですが、こちらは釣り竿を右手に持って三ノ松に進みシテサシ、月が海上に浮かんで波に映る様を謡います。夜になって漁師達が塩屋に戻ってきたという風。アシライで舞台に入り、ツレが正中、シテが常座で上歌、下歌と謡います。

塩屋に帰って休もうとシテは大小前、ツレはその向かって左側の大鼓側に少し下がって、二人とも下居します。常の形ではシテが鬘桶に腰を下ろし、ツレがその横に控えて下居しますが、弓流の小書ため前場は床几を使いません。

さてこの二人の登場に、塩屋の主が戻ったので宿を借りようとワキが問いかけ、ツレがこれをシテにつなぎます。松風などと同様に塩屋が余りに見苦しいので宿は貸せないと断りますが、ワキが都から来た者というのを聞いて「都の人」ならばと宿を貸すことになります。「屋島に立てる高松の」とシテは立ち上がり、「苔の筵は痛わしや」とワキに向かって左手を延べ、正中に下居します。続く地謡でシテが正面に体を直し、ワキがワキ座に、ツレが地謡前におさまって、一同が塩屋の中に落ち着いた形です。

シテは都を懐かしんで「我等も元はとて やがて涙にむせびけり」とシオリ。ワキはそのシテに、この浦が源平両家の合戦の跡と聞いているので、その物語をして欲しいと求めます。
これにこたえて屋島の合戦の語になりますが、このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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