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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

佐渡狐 野村万作(代々木果迢会別会)

和泉流 国立能楽堂 2010.02.21
 奏者 野村万作
  越後の百姓 竹山悠樹、佐渡の百姓 野村万之介

万作さんの佐渡狐は、このブログでも取り上げていますのであまりくどくど書いても仕方ないと思いますが、今回また気付いたことなど少しだけ書いておこうと思います。
今回も、当日の番組には万作さんの名前が上段に書かれ、竹山さんと万之介さんが下段に記されていました。
そこでこのブログでも、番組通りに役名をつけて記載してみました。

前回、昨年7月の牛久市民能楽鑑賞会の鑑賞記にも書きましたが、和泉流の本来の扱いだと、佐渡のお百姓がシテ、越後のお百姓がアド、そして奏者が小アドということになろうかと思います。たしかにシテとかアドといった区別よりも、番組を見ただけでも配役がよく分かります。万作さんのお名前が上段にある方がおさまりも良さそうですね。

二人のお百姓は、松竹梅を白抜きにした掛け素袍の姿で、昨年観た時と同じ装束だったように思います。当然ながら、曲の進行は同じですので、前回の鑑賞記を併せてご参照頂ければと思います。

今回は脇正面からの鑑賞でしたので、奏者役の万作さんが、佐渡のお百姓から袖の下を受け取るやり取りや、狐の様子をなんとかしてお百姓に教えようとする所作がよく見えまして、楽しく拝見したところです。袖の下は実際にはやり取りをせず、扇で隠していかにも受け取ったような仕草になります。見事な芸でした。

万之介さんの佐渡のお百姓も、何とも剽げて存在自体が可笑しい感じがします。
何度観ても面白いという、狂言らしい狂言でした。
(31分:当日の上演時間を記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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