FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

恋重荷のつづき

金春流の恋重荷では、ワキはアイを伴わずに登場し、名乗りの後に自ら橋掛りを進んでシテの老人と問答する形になっています。
一方、観世流ではワキがアイに老人を連れてくるように命じ、シテはアイに導かれて舞台へと進んでワキとの問答になる形です。

シテを伴って舞台に進んだアイはワキに戻った旨を告げ、シテが常座へと出るとワキが立ち上がります。一方、シテは下居して畏まった形。ワキはシテに何故に最近はお庭を掃き清めないのかと問います。シテは所労のためにと申し開きをしますが、ワキは重ねて恋をしているのかと問いかけます。
シテの山科の荘司は菊の世話をする老人。

シテはどうして恋をしていると知ったのか、と恋することを認めた言い振りで返しますが、ワキは「はや色に出てあるぞ」と言い、さらにその話を当の女御が聞かれて「この荷を持ちて御庭を百度千度めぐるならば、その間におん姿を拝ませ給うべき」との事だと伝えます。

シテは重荷を見たいと言い、ワキが「こなたへ来たり候へ」言って二人ともに立ちあがり、二、三足出て正先の重荷を見る形になります。
地次第「重荷なりともあふまでの、重荷なりともあふまでの、恋の持夫にならうよ」で物着となり、物着アシライのうちにシテは後見座で水衣の肩を上げます。

装束を調えたシテは常座に出て「誰踏み初めて恋の路」と謡い、地謡が地「巷に人の迷ふらん」と謡い、シテと地謡との掛け合いのうちに前へ出て、重荷を持とうとします。
金春流ではこの地謡からシテとの掛け合いの前にイロヱが入りますが、観世流では直ぐに掛け合いとなり、謡いつつ重荷に両手をかけたシテは「げに持ちかぬるこの身かな」と、手を放しシオリます。
このつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/1359-53c3cbfe

 | HOME | 

カレンダー

« | 2020-07 | »
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。