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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

アイ語りの面白さ・・・山姥のつづき

アイの役割にはいくつかのパターンがあり、語りアイという場合には夢幻能で前シテが示した話をもう一度整理して語るという形が一般的ですね。


しかし山姥のアイは、所の者として道案内に立ながら、急に暗くなってきたと言って驚いたり、中入りではワキの問いかけに答えて、山姥の成り立ちを語るなど、なかなか面白い役回りになっています。
この中入りの語り、ワキが「山姥というのは、そもそも何がなるのだ」と問うのに答えてアイが三つの説を語ります。


これには二つの類型があって、一つは団栗(ドングリ)・野老(トコロ)・木戸の三つをあげるもの。
もう一つは靱(ウツボ)・桶・木戸の三つをあげるものです。浅見真州の会では大藏流山本則直さんが前者を、潤星会では和泉流石田幸雄さんが後者を語りました。


団栗が熟して谷に落ち、木の葉が着いて団栗が目となり、山姥になるのだと語ります。
また野老というのはヤマイモ科のツル性多年草でオニドコロのこと。ヒゲ根のある曲がった形が老人を思わせるので、海にいて曲がった腰と長いヒゲのエビ(海老)に対して、山にあるので野老と書いたらしいのですね。
このトコロ。四、五月頃に五日も十日も雨が降り続き、山が崩れることあり、その崩れたところからトコロが現れると、塵芥がこれに取り付いて、トコロのヒゲが白髪になって山姥になる・・・と語ります。
木戸はいずれの型でも共通ですが、団栗・野老に対しては、もう一つの類型では靱と桶が取り上げられます。こちらはどういう話なのか、これは明日につづきます・・

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