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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

雲林院 狩野秀鵬(喜多流職分会自主公演能)

喜多流 十四世喜多六平太記念能楽堂 2010.02.28
 シテ 狩野秀鵬
  ワキ 工藤和哉、アイ 山本泰太郎
   大鼓 安福光雄、小鼓 観世新九郎
   太鼓 観世元伯、笛 中谷明

雲林院はこのブログ初登場です。そんなに珍しい曲ではありませんが、私自身としては久しぶりの観能です。小塩と同様に在原業平を主人公とし、王朝の優美さを感じさせる曲で、後シテは太鼓入り序ノ舞を舞う三番目物の佳曲です。

雲林院というのは京都紫野にある古刹で、もともと淳和天皇の離宮紫野院だったものが代々伝えられて、かの僧正遍昭のものとなったとか。そののち天台宗の官寺として栄え、桜の名所としても有名だったらしいのですが、次第に衰えて応仁の乱の際に焼失してしまったようです。
臨済宗の大本山大徳寺は、もともとこの雲林院の敷地に建てられたという話ですが、今では後に再建された観音堂を残すのみとなっています。
お寺の名前、あるいは地名としては「うりんいん」とも呼ばれるようですが、能の曲名としては「うんりんいん」と読みます。

さて舞台はまず次第の囃子でワキ、ワキツレの登場です。小塩も、この雲林院も、もともとは桜の立木を正先に出す形が広く行われていたようなのですが、昨今は作り物を出さない方が多くなっているようで、今回も作り物のない形でした。

ワキは芦屋の公光、白大口に黒色系の掛素袍の姿で笠を被り、巻物の両端に紐を結んで首から掛けています。ワキツレは則久さんと野口琢弘さんで、素袍上下での登場です。
型通り舞台中央に進み、向かい合っての次第謡。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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