FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

舞の段

しばらく間が空きましたが、舞の話のつづきです。


さて舞には段があるということですが、段というのは一つの区切りを示す部分で、ここではゆっくりと、そして区切りを示すようにハッキリとした旋律が吹かれます。


舞に入るときは掛リという部分から入ります。
掛リの中で呂・中・干・干中の地が繰り返され、最後に呂の部分、例えば一噌流の中ノ舞なら「ヲヒャラーイホウホウヒー」が吹かれて、段になります。
最初の段の後にはオロシの部分があり、また地が繰り返されて、最後に観世流の場合は、再び呂があって次の段になりますが、この最初の段から次の段の前の呂までを初段と言います。他流では最初の段は呂、次の段は中、その次は干と上がり方が変わるんだそうですが・・・


舞は五段で舞うのを原則としますから、掛リの後に初段、二段、三段、四段、五段と都合全体で六つの部分からなるべきなのでしょうけれども、観世・宝生の上掛り二流は、なぜか四段までの舞を五段と言います。先日の十三段之舞も、早舞五段は四段までしかありませんが、掛リを含めれば五つのブロックに分かれています。


ところで五段の舞は、現在では三段に略して舞うことが多いのですが、三段に略するときは上掛りも下掛りも、掛リ、初段、二段、三段と、四つのブロックで舞います。
したがって観世流の十三段之舞は、実は段数で言うと11段、掛りを含めたブロックの数では14のブロックを舞っていることになります。
これじゃ十一段之舞か十四段之舞になってしまいますねえ・・・
ともかく日本人は七五三というように奇数好きですから、どこかの時点でもともと五段、六ブロックあった舞を一段縮めたものの、呼び方としては縁起良く五段のままにしたのではないか・・・と想像しています。

関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/138-0b507763

 | HOME | 

カレンダー

« | 2019-09 | »
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。