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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

砧 本田光洋(秀麗会)

金春流 国立能楽堂 2010.03.21
 シテ 本田光洋
  ワキ 工藤和哉、アイ 善竹十郎
   大鼓 亀井広忠、小鼓 幸清次郎
   太鼓 小寺佐七、笛 一噌隆之

砧は、19年の冬に観世流関根祥人さんの演能について鑑賞記を書きました(鑑賞記初日月リンク)。それ以来の砧ですが、今回は金春流。

この曲は世阿弥の作で大変人気があります。世阿弥自身よほど自信があったようで、「申楽談義」には「この砧のような良し悪しを超えた深い曲は、後の世の人には理解できまいから、何かを言い残すのも意味がない」という旨を世阿弥が語ったと書かれています。

まさに世阿弥が予言した通り、砧はやがて上演されなくなり、謡だけの曲として長く伝えられてきました。この曲が能として復活したのは江戸時代も後期になってからで、各流が順次復曲したらしいのですが、このために流儀によって解釈が異なり、他の曲よりも流儀による演出の違いが大きくなっているようです。

金春流の砧はさらに復曲が遅く、第二次世界大戦後になって先代宗家金春信高さんにより復曲されたものです。念のため金春流の一番本にあたってみましたが、詞章自体は他流とそれほど大きな違いがありません。

なお事前のチラシにも当日いただいたパンフレットにもツレの役の記載がありませんでした。この曲のツレ夕霧は大変重要な役で、金春流の謡本にもしっかり登場するツレが省かれることはないと思いつつ開演を待ちましたが、囃子方、地謡に続いて、直ぐに出し置きでツレが登場。やはり省略はあり得ませんね。
お声や立ち姿から、辻井八郎さんだろうと思うのですが、なにぶん能楽堂でも何の記載もされませんでしたので、このブログでも配役にはあえて記載しませんでした。
さて舞台の方は明日につづきます
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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