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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

砧のつづき

出し置きで上品な紅入唐織着流しのツレ夕霧が登場しワキ座に着座すると、ワキ九州芦屋の何某の登場になります。名宣笛で素袍姿のワキ工藤さんが登場してきます。観世ではワキに従ってツレが登場しますが、出し置きだと、舞台上が芦屋何某の都の仮住まいであるという設定がよりはっきりとするように思えます。
今回、正面の席を取ったのですが、ツレ、ワキの「お幕」の声が聞こえて、なかなか良い感じです。

常座に出たワキの名乗り。訴訟のために在京したが、早三年にもなってしまった。故郷のことが気にかかるので、召し遣う夕霧を故郷へ下そうと思う旨を述べ、ツレに向かって「いかに夕霧」と呼び掛けます。
呼ばれたツレが立ち上がると、故郷に下向し、この年の暮には必ず下ると伝えるように命じます。

ツレが答えて囃子が入るとワキはそのまま退場し、ツレはワキを追うように常座まで進んで道行の謡となります。
道行を謡い終えると着きゼリフとなり、常座から橋掛りへと入り、一ノ松へと進んだツレは幕に向かって「いかに誰かおん入り候」と呼び掛けます。

囃子のアシライで無紅唐織着流しの前シテが登場。三ノ松で「それ鴛鴦の衾の下には・・・」と夫婦の疎遠なことをサシに謡い、「袖にあまれる涙の雨の」とシオリます。
ツレはあらためて「夕霧が参りたるよしそれそれおん申し候え」と案内を乞い、シテ・ツレの問答になります。

観世では、ツレが案内を乞うとシテが先に立って舞台に入り、シテ・ツレの問答は舞台上で着座して展開されますが、この日の形では二人が橋掛りで対峙したまま問答になります。
地の下歌の終わりで再びシテがシオリ、上歌「三とせの秋の夢ならば」と思いを込めた謡が続きます。この上歌で二人は舞台に向かい、ツレが地謡前に、シテは常座から大小前へと進んで、二人下居して向かい合います。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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