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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

祇王 高橋憲正(五雲会)

宝生流 宝生能楽堂 2010.04.17
 シテ 高橋憲正、ツレ 澤田宏司
  ワキ 安田登、アイ 大藏基誠
   大鼓 佃良太郎、小鼓 住駒匡彦
   笛 藤田次郎

祇王という曲名ですがシテは祇王ではなく佛御前でして、祇王はツレとして登場します。佛御前が登場する能としては、観世、金剛の二流が現行曲としている佛原がありまして、こちらは観世流遠藤六郎さんの演能の鑑賞記を書いています。(鑑賞記初日月リンク

その遠藤さんの観能記にも書きましたが、祇王と祇女(妓王・妓女とも)姉妹、それに佛御前の三人の白拍子をめぐる物語は平家物語巻一にみえる話です。
白拍子の祇王は清盛に気に入られ、妹の祇女ともどもに寵愛を受けています。その頃、加賀の国から都に上り人気を博するようになった若い白拍子佛御前は、時の権力者清盛に目通りを願い出ますが、清盛はこの願いを撥ねつけてしまいます。

祇王はこのことを聞きつけ、清盛に取りなして佛御前の目通りを叶えさせますが、佛御前の芸を見た清盛の寵愛が、今度は佛御前の方に移ってしまいます。
祇王、祇女の姉妹は清盛から追放され、母の刀自ともども嵯峨野に身を隠しますが、ある日、その祇王を佛御前が訪ねてきます。祇王・祇女をみて明日は我が身、と思った佛御前は清盛のもとを離れ、祇王達とともに出家して尼となるという話です。

観世・金剛の佛原は夢幻能で、佛御前の幽霊が登場し、昔を思って序ノ舞を舞います。一方この祇王という能は三番目物の現在能で、佛御前と祇王の細やかな友情が、二人の舞を交えつつ表現された曲です。
宝生流と金剛流が現行曲に、喜多流が参考曲(曲名は二人祇王)としていますが、いずれにしてもあまり上演の多い曲ではありません。
曲の展開は明日からということで
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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