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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

祇王さらにさらにつづき

ツレの謡から、二人がともに舞うことが謡われて、シテ、ツレの一セイ。二人は舞台へと進み、地謡が「巷にうたう和歌の声」と謡って、中ノ舞の相舞になります。

相舞はシテ、ツレの二人の息がどのくらい合っているかが見せ所の一つ。二人静の相舞が有名ですが、この曲もなかなかの見せ所です。佛御前、祇王それぞれが舞の上手という設定ですから、息を合わせつつもシテとツレの位がそれぞれに示されるのが良いのではないかと思います。
舞を観ていると、足拍子は大左右や後半の一部を除いて、基本的にシテのみが踏むようで、そのあたりが表現されているのかも知れません。それにつけてもシテ高橋憲正さんの舞いは、何度観てもほれぼれするような舞です。天性なんですかねぇ。もちろんツレの澤田さんの舞もツレの位に合った素敵な舞でしたが、シテの舞は本当に見事でした。

舞い上げると二人同吟でのクリ、サシからクセとなり、クセも二人の舞が続きます。
クセの舞も二人が微妙に交錯しておもしろみを増す感じです。
地謡は清盛の色好みを謡い、二人揃っての上げ端から清盛の心変わりが謡われます。

地謡に合わせての舞が終えるとワキの詞。祇王は休んで、佛一人が舞うようにとの清盛の詞を伝えます。
ツレは、それならば自分は家に帰ろうと言い出しますが、ワキはこれを止めて、重ねて佛に一人で舞うようにと勧めます。このやり取りから、とうとうシテ一人が舞うことになり、破ノ舞が舞われます。

短い破ノ舞ですが、これまたシテの心情がうかがえるような舞でした。
最後はシテが一句謡い、地謡が謡う中、シテが心を込めた舞を見せ、ツレによって下居してユウケンするなど、祇王を思う佛の心情が表現されつつ留となりました。
(64分:当日の上演時間を記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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