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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

桜川 朝倉俊樹(五雲会)

宝生流 宝生能楽堂 2010.04.17
 シテ 朝倉俊樹、子方 鶴田航己
  ワキ 則久英志
   大鼓 柿原弘和、小鼓 鵜澤洋太郎
   笛 成田寛人

たしか現行曲で茨城県が舞台となるのはこの桜川一曲だったのではないか、と思います。(学生時代に、茨城県出身というので網ノ段の仕舞をさせてもらったことがあります)
桜川は、現在では桜川市になっている旧岩瀬町磯部の磯部稲村神社の伝説をもとに作られたと言われていますが、現在の謡曲では磯辺寺と表記されています。

古来、磯部稲村神社付近の桜は名勝として有名だったようで、後撰集にある紀貫之の「つねよりも春べになればさくら川 波の花こそまなくよすらめ」をはじめ、多くの歌人に歌われています。
ご承知の通り、現代では桜といえばソメイヨシノが主流ですが、ソメイヨシノは江戸時代に作られた品種ですから、本来の吉野の桜も桜川の桜もソメイヨシノではない訳です。
桜川の桜はもともとシロヤマザクラが中心で、古来「磯部の百色桜」と言われてきたように様々な品種が混在しています。
ですが、現在では古木が枯れてきているためソメイヨシノやヤマザクラが植えられているそうです。

磯部稲村神社には花見噺「桜児物語」が伝えられていて、伝承ではこの物語が将軍足利義教の目にとまり、世阿弥に桜川を作らせたという話があるそうですが、真偽の程はわかりません。

さて話はこの日の能、桜川に戻りまして、まずはワキツレの人商人が登場してきます。
この人商人とシテのやり取りが前場になっています。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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