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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

高野物狂のつづき

まず舞台にはシテ高師(たかし)の四郎が素袍上下に掛絡をかけた姿で登場してきます。常座に出ると常陸の国平松殿の御内に高師の四郎と名乗ります。高林さんの詞は節付けがあるような雰囲気でやや謡うような感じです。
この間の桜川にも書いた通り、常陸が謡曲に出てくるのは極めて少ないのですが、平松殿というのはどの様な来歴の人なのか。謡本には見あたりませんが、当日はアイとのやり取りに常陸の国筑波郡とあったようでした。

シテは昨年亡くなった主君平松殿の命日なので参詣すると言って、常座から正先に出、着座合掌して「有り難や昔在霊山名法華・・・」と偈文を謡い、さらに「慈眼視衆生悉く・・・」と合掌の手を下ろして上歌を謡います。この上歌は観世では地謡が謡う形になっています。

シテの上歌の間に右手に文を持ったアイが登場してきます。シテが謡い終えるとアイは一ノ松で高師の四郎に仕える者と名乗り、春満殿の御文を持ってきた由を語ります。この間にシテは立ち上がって大小前に移り、アイが舞台に入ってきます。

ワキ正に座したアイは、シテに向かって声をかけ春満がいなくなった由を伝えるやり取りとなります。
アイは立ち上がって春満の文をシテに渡して退場しますが、受け取ったシテは正中に着座し、文をひろげて読む形になります。

文には如来の教法に逢う有り難さを説き、一子出家すれば七世の父母悉く成仏すると聞いて自らも出家し、修行の道に赴くことにした決意が述べられています。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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