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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

差し指・・・笛の話つづき2

笛は舞や働の部分だけでなく、謡に被せるようにして吹いたりする場面も少なくありません。
こうした部分はアシライと言われますが、キチンと拍子にあわせるのではなく、だいたいの寸法で、ここからここまでの間にこれを吹く、という感じです。
拍子に合わせる、合わせないの問題は、いずれ地拍子について少しずつ書いてみようと思っていますので、その際にまた。


さて舞の部分にしても、あるいはアシライの部分にしても、唱歌で習うのと、実際に笛方が吹いているのは随分印象が違います。
笛と歌の違いはもちろんなのですが、実は大きく印象を変える原因の一つが差し指です。
「ヒヒョールーリー」というのは、唱歌では4つの音からできているように習いますが、様々な修飾音を加えて多い方だと11音くらいからなる旋律を奏でています。
機会があれば採譜してみたいのですが、いずれにしても楽譜をブログに掲載するのが難しそうなので、もう少しいろいろと調べたうえで、いずれと思っています。


ともかく、この装飾音を細かく入れたり、また指孔のふさぎ方にしても、少しずつ開いたり、指孔の上に指を被せ気味にしたりすることで、さらに複雑な旋律を出しているようです。


しかもこの装飾の仕方は見よう見まねということのようで、一噌幸弘さんが何かのエッセイかインタービューで、差し指は師匠であるお父様からも差し指は教えてもらわなかったと書いておられたのを読んだ記憶があります。
このため同じ流儀でも、奏者によって聞いた感じがかなり異なってきます。そこがまた味わいの深いところかもしれません。

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