FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

吉野静さらにつづき

中入の後、アイ二人が法螺貝を吹く形で登場してきます。オモアイが「つうわい ついわい」、アドアイが「ぶっうぅ ぶっうぅ」と貝吹く形をしながら三度繰り返して出、オモアイが地謡座前、アドアイがワキ正側に立って問答となります。
二人は義経が落ちて行ったことから、大講堂で集会をしようと言い合い、着座して語り合い始めます。

ワキは二人が話しあっているうちに、水衣に笠を被って登場し、二人の座した真ん中の大小前に音を立てて座します。これにアイがワキを咎めて「何とて衆徒の座敷へ、濡れわらんずにて出でられ候ぞ」と問いただします。ワキは素知らぬふりで、都道者なので衆徒の座敷とも知らずに入ってしまったと言いますが、都の者と聞いてアイは興味を引かれる訳です。
都では義経の噂はどうなっているのか、と問うアイに、ワキは頼朝、義経の兄弟はついには仲直りしたと嘘の情報を伝えます。

アイは続けて、義経がどのくらいの人数を連れて吉野を逃れたのかと問います。
これにワキが十二騎と答えると、それならば追い掛けようとアイがはやり立ちます。しかしワキは「暫く」とこれを止め、十二騎とは言っても並の軍勢の百騎にも二百騎にも相当する強者と諭します。ワキの詞を受けて地謡となり、ワキは笠を被ってオモアイに頭を下げるような形から、立ち上がって一度正先へ出、ワキ座へと向かいます。

アイ二人も「いやこちもお暇申し候わん」と立ち上がり、登場した時と同様にオモアイが「つうわい ついわい」、アドアイが「ぶっうぅ ぶっうぅ」と法螺貝を吹く様子で退場します。

二人の退場を受けて大小アシライとなり後シテ静御前が登場してきます。
さてこのつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/1424-9ea6a142

 | HOME | 

カレンダー

« | 2020-04 | »
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。