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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

舎利のつづき

呼び掛けられたアイが「誰にてわたり候ぞ」と答えると、ワキは美保関から上った僧だが、大唐より渡った十六羅漢や仏舎利を拝ませて欲しいと申し出ます。しかしこれにアイは当寺の大法で拝ませることは出来ないと、一度は断ります。

しかし結局アイは仏舎利を拝ませることを認め、ワキを促すとアイとワキが入れ替わり、舞台へ進んだアイが「ざらざらざら」とワキ座側へ戸を開ける仕草。さらに「ざらざらざら」と今度はワキ正側に戸を開ける仕草をして、十六羅漢や仏舎利を拝めるようにします。

ワキは正中へ出てサシ謡。仏舎利を拝む有り難さを謡い、着座して合掌し「一心頂礼万徳円満釈迦如来」と拝します。
このワキの謡を受けて地謡の上歌となりますが、ここで幕が上がり、黒頭にほとんど黒一色といっていい色目の無地熨斗目、同様にほとんど黒色の水衣という怪しい装束のシテが登場してきます。

上歌の最後「何に例えん墨染めの」でワキは立ち上がってワキ座へと退き、シテは地謡の謡いっぱいにゆっくりと常座へ出ます。
常座に立ったシテの謡、佛在世の時は法の御声を聴きながら、なお今の世になっても執心により見仏の縁あると、何やら怪しい様子です。

ワキは現れ出でたシテに何者かと問いかけますが、シテはこの辺りに住む者だが御舎利を拝むためにやって来たと答えます。どう見ても怪しいと思うのですが、ワキは仏舎利を拝もうとするならば自分と同じ心の者だと謡い、二人同吟から地謡へと謡が展開していきます。この地謡のうちにシテは舞台を一回りし、常座に戻ります。

続いて地の序「それ仏法あれば世法あり 煩悩あれば菩提有り・・・」でシテは大小前に進んで下居、サシ・クセへと続いていきます。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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