FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

茶壺 小笠原匡(五雲会)

和泉流 宝生能楽堂 2010.06.19
 シテ 小笠原匡
  アド 野村太一郎 野村扇丞

茶壺はこれまで二度ほど、このブログに登場しています。一度目は18年に大藏流山本則俊さんのシテ(鑑賞記初日月リンク)で、二度目は19年の和泉流野村萬さんのシテ(鑑賞記初日月リンク)での上演です。

茶壺を背負った男が酒に酔って道で寝込んでしまい、ここに通りかかった「すっぱ」がこれを自分のものにしようと算段する話ですが、両流とも同じ形で基本的な違いがありません。今回の小笠原さん、野村太一郎さん、野村扇丞さんの三人は萬狂言のメンバーで、萬さんのお弟子さんでもありますから、曲の展開は19年のときの記録と変わりません。あのときは茶壺を担った男を扇丞さんが演じましたが、今回扇丞さんは目代の役になっています。

さて舞台の方は、まず茶壺を連尺で背負ったアドの男太一郎さんが酒に酔って小謡を謡いながら登場してきます。あっちへよろよろ、こっちへよろよろという動きですが、その後から目代役で長上下を着けた扇丞さんが登場してきます。

男は「いやというものを、大盃で三つ」と言って大笑いし、無理に飲まされてしたたかに酔った風を見せ、正先で地謡座の方を向いて横になります。
この時に鬘桶を茶壺に模して連尺をつけて背負っていますが、この左肩のみを外し右肩はそのままに寝ます。

程なくシテのすっぱ小笠原さんが狂言袴に十徳の姿で登場し、型通りに「洛中に心の直ぐにない者」と名乗ると、うち続いて不仕合わせなので今日は仕合わせをしたいと言って寝ている男を見つけます。「ちときゃつにたずさわってみようと存ずる」と言って男を起こそうとしますが「熟柿臭や、熟柿臭や」と酔っているのに辟易する風です。
さてこのつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/1445-3ba7403f

 | HOME | 

カレンダー

« | 2019-12 | »
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。