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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

橋弁慶 武田志房(観世会定期能)

観世流 観世能楽堂 2006.8.6
 シテ 武田志房、トモ 角幸二郎
  子方 観世智顕
  アイ 大藏吉次郎、大藏教義
   大鼓 柿原崇志、小鼓 鵜沢洋太郎
   笛 藤田次郎


祥六先生の橋弁慶・・・と期待して出かけたのですが、ご病気との由で武田先生の代演でした。
なぜ期待していたかというと、まあ橋弁慶って活劇としては大変面白い曲ですが、能の幽玄とかいうものからは、かなり遠い曲。名人、上手と言われる方が、どんな風にこの曲を料理されるのか、と興味津々だったわけです。
しかし、武田先生、実にキチンと演じておられて、正直のところ敬服しました。


この曲は子方が重要な役所ですが、智顕クンは今年の初めに関根祥人さんの嵐山で祥丸クンともども子守、勝手を演じて、なかなか上手な舞を見ていたこともあり、これまた楽しみにしておりました。


ちなみにご存知の方も多いとは思いますが、智顕クンは紘顕、智顕、喜顕の三人兄弟の真ん中。宗家観世清和師の従兄弟の子供という関係です。
観世の先代は二十五世左近元正。でその弟が故元昭師。ご健在の頃に一二度拝見したことがありますが、お上手な方でした。その元昭師のお孫さんにあたります。


この橋弁慶、要は子供の頃に読んだ絵本の「牛若丸と弁慶」の話で、京都五条の橋の上で牛若と弁慶が斬り合いの末に主従の契を結ぶという話。活劇としても面白いし、割に良く演じられる曲ですね。
まずはシテ武蔵坊弁慶がトモの従者を連れて登場します。思う子細あって五条の天神に丑の時詣でをしていが本日が満参なので急ぐところという設定。しかし従者は、前夜五条の橋を通りかかったところ、十二、三の少年が小太刀で斬って回り、まるで蝶や鳥のようであったので、本日は止めてはどうかと申し述べます。


前シテは金入角帽子を着けた沙門姿ですが、似合うなあ・・・謡がまた渋い。どうしらたあんな声が出るのかと思った次第です。


弁慶はここで逃げては無念と五条大橋に向かうことにし、早鼓で従者ともども中入となります。
つづきは明日に

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