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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

アイの寸劇・・・橋弁慶のつづき

シテとトモが退場すると、代わってアイが登場します。
橋弁慶のアイは和泉流と大藏流では形が異なります。


最近見たところでは昨年の七月、武田同門会での橋弁慶を見ていますが、この時はアイが和泉流なので早打役一人。シテ、トモに代わって登場してくると、弁慶が化生のものを退治しに出かける旨を述べます。いわゆる立シャベリという形ですね。


一方、この日のように大藏流の場合はオモアイとアドアイの二人が登場して、寸劇を演じます。


オモアイは「悲しや 悲しや」と大騒ぎをしならが登場し、後からアドアイが「何としたぞ」と声をかけながら登場してきます。


オモアイは大藏吉次郎さん。こういう時の大藏流の演技は、いささか写実が過ぎるくらいの大騒ぎですね。
アドアイ大藏教義さんの問いかけに、五条の橋の上を通るときに太刀で後から斬られたと言いますが、「は、橋のぉ」 「ご、五条の」と、どもったり、ちゃんと立っていられない風に左右に足踏みしたりの態。


アドアイは「それはおおかた牛若の千人斬りであろう」と言いますが、これに対してオモアイは「背中を見てくれるよう」に求め、アドアイは背中に回り「したたかに斬られている」と述べます。
オモアイは驚いて腰を抜かしてしまいますが、これは嘘。


オモアイが怒ると、アドアイは「またまた千人斬りがやってくる」と脅かします。
吉次郎さんのオモアイは教義さんの袖にすがったり、またまた大騒ぎをしながら退場となります。
この形の方が面白いですね・・・またまた明日へ・・・

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