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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

百萬さらにつづき

笹ノ段で合掌したシテは、我が子に逢わせて狂気を留めさせて欲しいと祈ります。
このとき子方がワキに向かって声をかけます。ワキが何事かと問うと、子方はシテの物狂いが自分の母と気付いたので、ワキに問うてくれるようにと頼みます。
この子方の詞のうちにシテは合掌を解いて再び笹を持ち、立ち上がると常座へと進みます。

思いもかけないことを聞いたワキは、直ぐに問うてみようと言い、立ち上がると、シテに里はいずこかと問いかけます。
ここからワキとシテのやり取りとなり、シテは自分は奈良の都に住む百萬という者だが、夫に死に別れ、子供に生き別れてしまったために思いが乱れてしまったと語ります。

ワキはシテに、今も子があれば嬉しいだろうかと問いかけます。シテは言うもでもないことで、こうして人に面をさらすのも、もしかしてわが子に廻り逢うだろうかと思うからだと答えます。
ワキは「まこと信心私なくは、かほど群集のその中に などかは廻り逢わざらん」とシテを力づけ、この詞に喜んだシテが、法楽の舞を舞うので囃して欲しいと述べて、地の次第となります。
次第は「我が子に鸚鵡の袖なれや 親子鸚鵡の袖なれや 百萬が舞を見給え」

これを受けてシテの謡からイロヱ、さらにシテクリ、サシと続くのですが、この日は地次第で開く型を取ったシテがそのまま大小前に進み、地謡はクセの謡へ。この間のイロヱなどは省略されました。

初日のブログに書いたように、地方での公演は一部省略されての上演が多いのですが、これはこれで案外面白いものです。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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