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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鳴子遣子 大藏彌太郎(観世会定期能)

大藏流 観世能楽堂 2006.8.6
 シテ 大藏彌太郎
  アド 大藏基誠、吉田信海


田で鳥を追う道具「鳴子」を、鳴子(なるこ)というのが正しいのか、遣子(やるこ)というのが正しいのかで、争いになるという話。大藏にも和泉にもありますが、どちらかというと地味な曲ですね。


まずシテ、茶屋の主人が登場して座に着きます。彌太郎さん、いささか痩せられたような印象を持ちました。なんだか声のハリも弱いような・・・半年振りなのですが、どうでしょうか


さてその後はアド二名が登場し、オモアド基誠さんが「遊山に出かけるのだが、かねて約束の友人を誘っていく」と語って、吉田信海さんを迎えに寄ります。
この二人の男が野遊びに出かけて言い争いになるというパターンは、大藏流の土筆、和泉流の歌争と同じですね。


二人仲良く、野遊山をするわけですが、鳥追いのために掛けられた鳴子を見つけ、「鳴子」というのが正しいか、「遣子」というのが正しいかで、一転して言い争いになってしまいます。
二人では言い争いが収まらないので、たまたま近くにある茶屋の主人に判定をしてもらおうということになります。


この辺りからは、佐渡狐や茶壷などと似た設定になってきます。言い争いの判定を誰かにたのむという設定は、狂言には良くある形ですね。
もっともこの曲では、アド二人はそもそも友人であり、いずれがいずれかを騙そうとしているわけではありません。
そんな設定があるためなのか、判定を頼まれた茶屋の主人はしきりに「争いはするものではない」とたしなめます。


さてその結果は・・・明日に続きます

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