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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

地蔵舞のつづき

シテが正先あたりに笠を置き別れを告げると、シテ、アドがそれぞれに下がり、アドは狂言座に控えます。一方シテは、一度常座まで進むと再び舞台中央に戻り、家に忍び込んだ態で置かれた笠を被って舞台上に座り込みます。

アド主人が立ち上がり、常座で人影があると言って「出会え」と声を張り上げると足拍子を踏んで角に出、シテを見つけます。一度常座に戻って、これはどうしたことかと独り言を言った後、あらためてシテに向かって進み、宿を貸していないと出家を叱りつけますが、預かってもらった笠の下は今宵一夜は身共のものじゃと、出家は妙な言い訳。

それならば笠から出たところはどうするのか、と主人が出家に問いますが、出家は笠から出たところがあれば「切ってなりとも、削いでなりとも取らしめ」と言い張ります。主人は早速、ここが出たとシテの被る笠を扇で叩き、出家は「出まい」と身を縮めます。主人はまた別の所をここが出たと叩き、また出家は「出まい」と引っ込める。三度ほどこのやり取りがあって、主人が笑い出してしまいます。

アドは法を破って宿を貸そうと言い笠を取るように勧めます。出家は早速笠を取り、それでは休もうと横になります。
和泉流の本を見ると、ここではシテが笠を取らないと言い張り、何度かのやり取りの後にようやく笠を取って、ああ窮屈だったという趣旨のことを言う形になっています。総じて大藏流の方が和泉流よりも、こうしたやり取りの部分ではあっさりとしている感じを受けます。

アドが狂言座に下がりしばらくすると、シテが起き出してお勤めを始めます。怪しいお経を唱えますが、これに驚いたのがアドの主人で、あわてて出てくると、大法を破って宿を貸しているのだから静かにするようにと諫めます。
シテは咎められるとあっさりお勤めをやめますが、このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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