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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

項羽 塩津圭介(喜多流青年能)

喜多流 喜多六平太記念能楽堂 2010.09.25
 シテ 塩津圭介、ツレ 佐藤勝
  ワキ 舘田善博、アイ 若松隆
   大鼓 柿原光博、小鼓 森澤勇司
   太鼓 大川典良、笛 栗林祐輔

続いて項羽。この曲もブログ初登場です。あまり上演の多いほうではありませんが、稀曲というわけではなく、各流を合わせれば意外に上演されているなあという印象です。

項羽と言えば、漢の高祖と天下を争った楚の英雄です。四面楚歌という言葉の起こりは、この項羽と劉邦との戦いに出てくるものですね。
一般に能の原典は日本の書籍に求められるようで、話は中国のことであっても、平家物語に出ている話だったりということが多いようです。この項羽という曲も、司馬遷の史記ではなく太平記を原典にしている様子です。

さて舞台上にはワキ、ワキツレの都合三名が次第の囃子で登場してきます。ワキが白大口に段熨斗目、緑のシケの水衣、ワキツレは白大口に無地熨斗目、浅葱のヨレの水衣ですが、いずれも細竹に様々な花を挿し込んだもの肩に担って草刈りの男達という設定です。
所は烏江、中国のこととされていまして、次第を謡うとワキの名乗り、烏江の野辺に草を刈る者だが、今日も草を刈って家路に帰るところと言って三人の謡になります。

様々に草を刈って来たが、はや秋も暮れ枯れ野になりつつあります。花を惜しむ心を謡うと、ワキの詞で家路に向かう船が向かいにあるので、後を待とうということで、一同ワキ座へと下がります。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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