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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

首引さらにつづき

頭から食っても良いかと姫鬼が尋ね、親鬼がどこからなりとも好きな所から食うように言って、姫鬼が再び鎮西八郎のところに寄ってきます。
しかし今度も扇で叩かれてしまい、親の所に逃げ帰ります。

親鬼は怒って一口に取って噛もうと言いますが、アドはこれを制し「鬼神に横道なし」というので、故なく食うということは無いはず。力勝負をして勝負に負けたら食われようと主張します。

すると親鬼は、あっさりと「そちが言うに無理もない」と納得し、ではその勝負を自分とするか姫とするかと問いかけます。アドが姫の食い初めというからには姫と勝負しましょうと言って、勝負事になりますが、まずはアドが腕押しをしようと言います。
姫鬼は腕押しは嫌、腹押しならしようと、なんだか怪しい話になりますが、これはシテ親鬼が腕押しにせよと言って腕押しとなります。

さて姫鬼が寄って腕押しの形になりますが、鎮西八郎の方が強くて姫鬼はまたまた痛いと逃げ出します。親鬼がアドを叱りつけ、もう一勝負ということで今度はすね押しをすることになります。

しかしまたまた姫鬼が痛がって逃げ出し、それではと首引をすることになります。
腕押し、すね押しは力比べとして分からないでもないのですが、この首引というのが古くは力比べとしてよく行われた様子で、大きな輪にした紐を両者が首にかけて引き合う形です。
首引が始まると姫鬼の分が悪いので、親鬼は鬼の眷属を呼び出して加勢させます。登場した三人がそれぞれに手ぬぐいくらいの布を持っていまして、これを首にかけて加勢すると一本の綱を引いているように見えるところが面白いところ。

親鬼が拍子にかかって引けと言い、皆が揃って引きますが、鎮西八郎は隙を見て紐を首から外し、一同が倒れる間に逃げてしまいます。鬼一同が追い込んで留。
スッキリと笑える、狂言らしい一番でした。
(24分:当日の上演時間を記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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