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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

現代能「光の素足」を観に行く

本日は国立能楽堂に、観世流中所宜夫さんの演ずる現代能「光の素足」を観に行ってきました。

昨年は12月22日に梅若玄祥さんの新作能「花供養」を観まして、案外新作能も悪くないと思いましたが、ちょうど一年後に今度は「現代能」を観ることになるとは思ってもいませんでした。
昨年もブログに書きましたが、私自身としては新作能をどちらかというと避けていまして、よほどのことがない限り観ていませんでした。現代の物語を題材にしたような場合、能という表現手段を取る必然性が腑に落ちないというのが最大の理由だったのですが、前回の花供養といい、この光の素足といい、ああ能という演劇形態にはこんな力があるんだなあ・・・としみじみ思うことになりました。

話は宮沢賢治の書いた「ひかりの素足」を下敷きにし、その後日談のような形になっています。中所さんが賢治の「雨ニモ負ケズ」を曲舞に作ったのがきっかけで、数年かかって能の形に整えられ、2007年には国立能楽堂で上演されています。
私はその頃にもこの曲に少しばかり興味を持ったのですが、先に書いたようにどちらかというと新作能を避けていたこともあり、拝見する機会がありませんでした。

しかし、今回観に行ってみて本当に良かったと思っています。能楽の可能性のようなものをあらためて感じることが出来ました。
それと同時に、見所の方々の話を聞くともなしに聞いていると、能は観たことがないけれどもこの光の素足は二度目だとか、賢治の朗読サークルに入っているといった話が聞こえてきました。私のように能楽繋がりで観ている人間よりも、むしろ宮沢賢治への興味から見に来ている方が少なくないようでした。これもまた新鮮な驚きです。

今回は何のメモも取らず、ひたすら鑑賞に徹しました。
観世喜之さんの舞囃子「山姥」、狂言語り「童話『ひかりの素足』より」、そして現代能「光の素足」という番組でしたが、うかつにも「光の素足」を観るまで「山姥」からの番組構成自体が一つの表現であることに気付きませんでした。
そんな反省をこめつつ、そのうち今日の番組全体について、少しばかり書いてみようと思っています。
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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