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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

殺生石のつづき

ワキが道行を謡い終えると、アイが立ち上がって柱杖を担い、一ノ松から舞台の方を見やって「あら落つるは 落つるは」と声を上げて、石の上を飛ぶ鳥が地に落ちることをワキに告げます。
ワキもこれを奇異に思い、石に近づこうとワキ座の方に向かいますが、ここでシテの呼び掛け。石には立ち寄るなと言います。

アイが何を言うのかと聞きとがめ、ワキ僧はこの石に近寄ってはならない謂われでもあるのかと問いかけます。

これに「那須野の殺生石といって、人間は申すまでもなく鳥畜類まで触るものが命を失ってしまう恐ろしい石」と答えつつ、シテが登場してきます。
シテは唐織着流しの姿で、幕前で一度立ち止まりワキ玄翁に立ち退くように言いますが、ワキが何故にこの石が殺生をするのかと問うと、橋掛りをゆっくりと歩みつつこれに答えます。

シテは、鳥羽院の上童に玉藻の前と云う人が居て、この執心が石になったと言いますが、そんな殿上人がどうしてこの遠国に魂を留めたのかとワキは問い直します。
シテは一ノ松で立ち止まり、シテ、ワキの掛け合いでその謂われは何かとの問答になり、地謡が続けての謡で秋の夕べの荒涼を謡うなか、シテは橋掛りから足早に常座に出て佇みます。

ワキが「玉藻の前の物語 御語り候え」と声をかけ、地謡のクリ。このクリの謡でシテは大小前に進んで下居し、サシ「然れば好色を事とし」と謡い出して地謡との掛け合いになります。
玉藻の前は出自不明ながら容顔美麗で帝の叡慮浅からず、さらに学問、知識にも優れていた様が謡われます。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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