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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

吉野天人 天人揃 弘田裕一(九皐会)

観世流 矢来能楽堂 2011.01.09
 シテ 弘田裕一
  ツレ 坂真太郎 佐久間二郎 古川充 遠藤喜久
  ワキ 村瀬堤、アイ 善竹富太郎
   大鼓 亀井広忠、小鼓 鵜澤洋太郎
   太鼓 金春國直、笛 藤田貴寛

この吉野天人という曲、実は私が初めて仕舞を習った時の曲でして、初心者向けの仕舞として良く素人会でも見かけるのですが、能として観るのは初見です。いやあ三十数年ぶりでようやく見ることが出来たという次第。
もともと観世流にしかない曲だということが大きいのですが、観世流でも素人会などではまずまず見かけるものの、プロの上演というのはほとんど見かけません。春らしい長閑な雰囲気の曲ですが、それなら羽衣を見ましょうよということになってしまうのかもしれませんね。
今回は天人揃という小書が付いていまして、後場でツレの天人が四人出て華やかな雰囲気となりました。

さて舞台には後見によって桜の立木が持ち出され、正先に据えられます。四角の台に立木がしつらえられたもので、立木の台には丸台を用いる流儀もあるようです。
次第の囃子が奏されて段熨斗目に素袍上下のワキ、続いてやはり素袍姿のワキツレ二人が登場してきます。型通り舞台中央に進むと次第「花の雲路をしるべにて 花の雲路をしるべにて 吉野の奥を尋ねん」を謡い、ワキの名乗りになります。
ワキは都方に住まいする者と名乗り、吉野の千本の桜を年々眺めているので、人々を伴って大和に向かうところと言い、一同揃っての道行の謡になります。

道行を謡い終え、ワキが吉野山に着いたことを述べて「なおなお奥深く分け入らばやと思い候」と言うに合わせて幕が上がり、ワキツレが「もっともにて候」と答えて一行がワキ座に向かおうとすると、シテの呼掛けとなります。
さてこの続きはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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