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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

皸のつづき

溝川にやって来ると、アド主人は太郎冠者に自分を背負って渡るようにと命じます。
しかし太郎冠者は、自分は持病の皸があるので川に入るのだけは勘弁してくれと断ります。当然ながら主人は、こんな時のために連れてきているのに、こればかりの川を渡れないと言うことがあるものかと叱りますが、太郎冠者はどうにも勘弁してくれと許しを乞うばかりです。

刻限もあるためということで、ならば自分が背負っていってやろうと主人が言い出しますが、これまた主人に背負ってもらうなど恐れ多いことと、太郎冠者は断ります。
主人は、ただ背負うと言っているのではない。聞けば太郎冠者も歌を詠むということなので、歌を上手く詠んだら背負ってやろうということだと言います。

渋っていた太郎冠者も、度々の催促にそれならばということで
「あかがりは 春は越路に 帰れかし 冬こそ足の もとにすむとも」
と歌を詠みます。

これはなかなか良いできだと主人が褒めますが、一首だけでは分からないのでもう一首詠めと命じます。太郎冠者はもう一首詠むのは良いとして、背負っていただくのは勘弁してほしいと言いますが、ともかく詠めと主人が命じ、もう一首詠むことにします。
「あかがりは 弥生の末の ほととぎす 卯月廻りて 音をのみぞなく」
と詠みます。

これを主人がたいそう褒め、背負うので乗れと背中を出します。
太郎冠者は遠慮して断りますが、どうでも乗れと主人に求められて、とうとう背負われてしまいます。
大柄な基誠さんなので、彌太郎さんを軽々と背負いました。彌太郎さんはいささかご不調だったのか、なんとなく以前より痩せられたような感じがしたのですが、ともかくいよいよ川渡となりました。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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