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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

東北 遠藤喜久(九皐会)

観世流 矢来能楽堂 2011.02.13
 シテ 遠藤喜久
  ワキ 大日向寛、アイ 善竹大二郎
   大鼓 柿原弘和、小鼓 鵜澤洋太郎
   笛 松田弘之

東北は昨年9月に喜多流の青年能(鑑賞記初日月リンク)で観て以来、このブログには二度目の登場です。

前回のブログでは、この曲の喜多流と観世流での詞章の違いなどにもふれましたが、今回はその観世流です。なお前回書きませんでしたが「東北」は「とうぼく」と読みます。この曲の舞台となる東北院(とうぼくいん)の名にちなんだ曲名です。

舞台にはまず次第の囃子でワキ僧、ツレの従僧が登場し向かい合って次第を謡い、ワキは東国より出でたる僧と名乗ります。前回は福王流の村瀬堤さん、今回は下掛り宝生流の大日向寛さんのワキですが、このあたりは特に違いはありません。都を見たことがないので、この春思い立って都へ上るといい、三人で道行の謡。武蔵野を発って山また山を越え、都に向かうと謡います。

ワキは着きゼリフで都の東北院にやって来たと言い、庭に咲く梅の名をこの辺りの人に問おうと述べます。ワキツレはワキ座に向かって着座し、ワキが常座あたりまで進んで狂言座のアイを呼び出します。

ワキの問いに、アイはこの東北院に植えられた梅が和泉式部という名であると教え、ワキは「さてはこの梅は和泉式部の植え給うによって花の名も和泉式部と申すぞや」と納得し、「実にや昔の春を残し 色香妙なる花盛り あら面白や候」と謡ってワキ座へと行きかかります。この謡は下掛りの本には見えますが、福王流にはない謡なのか、前回の村瀬さんは謡いませんでした。

このとき幕内から前シテ里女が呼び掛けで登場してきます。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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