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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

弓八幡 辰巳孝弥(五雲会)

このところ、時々間があきつつの更新ですが、いささか忙しい日々が続いています。
と言っても、飲めないのに飲み会に誘われたり・・・とっても美味しいお酒が飲めたのですが、その話はいずれまた・・・とか、えらく気を遣うゴルフ行く羽目になったりとか、直接仕事ではないのですが、ともかくブログ更新が途切れがちです。
さて本日からは二月の五雲会の鑑賞記を書いていきたいと思います。

宝生流 宝生能楽堂 2011.02.19
 シテ 辰巳孝弥、ツレ 辰巳大二郎
  ワキ 御厨誠吾、アイ 竹山悠樹
   大鼓 大倉栄太郎、小鼓 鳥山直也
   太鼓 林雄一郎、笛 成田寛人

このブログでは何度も名前だけ出てきた弓八幡ですが、観能記としてふれるのは初めてです。高砂、弓八幡、養老などは脇能のうちでも世阿弥の作とされる閑雅な曲で、後場では若き神が颯爽と登場し神舞を舞うという展開です。
これまでの記事では「高砂、弓八幡、養老などの」と、多くは三曲の名をまとめて取り上げてきましたが、この三曲でみると弓八幡は素直な曲で、申楽談義にも「直ぐなる体は弓八幡なり 曲もなく(変化のない) 真直ぐなる能なり 当御代のはじめのために(を祝って)書きたる能なれば 秘事もなし」と記されています。
特に技巧的なところ、見せるべき型も見あたりませんが、それだけに脇能らしい脇能と言っても良いかも知れません。

まずは成田さんの笛から真ノ次第、ワキ御厨さんの後宇多院に仕える臣下と、ワキツレ則久さん、高井さんの従臣が登場します。
三遍返しの次第謡からワキの詞。後宇多院に仕える臣下が、二月初卯の八幡の神事の日に八幡山に参詣することが述べられます。続く道行の謡、着きゼリフで一行は八幡山に到着し、一同、ワキ座に着座します。

八幡山は、次第の謡に「御代も栄ゆく男山」とあるように、男山、石清水八幡宮のこと。初卯の神事は遠く平安時代から続く伝統的なもので、旧暦二月の初卯の日に斎行されます。現在でも一般には公開されていない様子ですが、ここは院に仕える臣下が陪従(べいじゅう)せよとの宣旨によって参詣しているわけです。

すると真ノ一声でツレの若い男を先に立て、ゆっくりとシテ老人が姿を現します。ツレは直面、白大口、無地熨斗目にヨレの水衣。シテは尉髪、白大口に小格子厚板、右肩に緑地の布袋に入れた弓を担っています。緑の地の袋に朱の紐がかかって綺麗な配色です。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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