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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

弓八幡もう一日のつづき

震災の混乱はまだまだ続いていて、我が家ではライフラインは回復したのですが、近隣でも断水や停電が続いている地区も少なくない状況です。しかも原発の問題もあり、大変心配なところです。
ですが、少しずつでもリズムを取り戻していこうと思います。
五雲会の弓八幡の最後の部分が残っていますので、本日は久しぶりに観能記を書いておこうと思います。

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地謡が受けて「如月の 初卯の神楽面白や」と謡うにあわせシテはワキ正に出て開キ、目付柱の方を向いて「謡えや謡え日影さすまで」と謡いつつ開キ、続く地謡で両袖の露を取って大小前に行きサシ込み開キ、答拝して神舞となりました。

舞は脇能らしい颯爽とした舞で、好感が持てます。しかし初段あたりから笛が鳴らなくなってしまいまして、急遽、笛に後見が出ましたが、結局そのまま吹き続けて最後はなんとか音が出て吹ききった感じです。良い舞だっただけにいささか残念ですが、シテが動ぜず舞上げたので観ていても安心感があり良かったと思いました。

神舞を舞上げると論議で後見座に向きます。
一呼吸置いて「かく新たなる御影向」と正面を向き、三足ほど出て開キ。「ことに君の神徳」と七つ拍子を踏んで謡い舞いが続きます。
「月の桂の男山 さやけき影は所から」と正中で小回りして雲扇、月が出る感じです。
扇持つ手を広げつつ正面を見上げて六拍子。
さらに常座へと向かい、目付方に出ると両袖を巻き上げて常座に戻り「神託ぞ豊かなる」と袖を戻して留拍子を踏み、終曲となりました。

シテの辰巳孝弥さん、この曲には力が入っていた様子で、上演後はロビーに紋付き袴で出て、お弟子さんなどに挨拶されていました。
先にも書きました通り、特に技巧のある曲でもなく素直な脇能ですが、素直な曲を素直に演じられた感じでした。
(80分:当日の上演時間を記しておきます)
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書き終えたところで地震。富士宮市で震度6強とか。一体どうなっているのでしょう・・・

このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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