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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

歌争のつづき

アドが応仁の歌として詠み上げると、シテは「何がどうじゃといわっしゃる」と釈然としない様子ですが、再度アドが歌を詠み上げると今度は「なんじゃ芍薬」と言って大笑いをし始めます。
「芍薬、芍薬」と言って笑うシテにアドは腹を立て、応仁の歌を笑うことはなるまいと言いますが、シテは応仁の歌を笑うのではなく吟じようを笑ったのだと言います。
この歌は「難波津に 咲くやこの花 冬籠り 今は春べと 咲くやこの花」であって芍薬の花ではないと笑うわけですが、これに気を悪くしたアドは、ここに歌争いをしに来たわけではないと言って、もう野遊びに行くと出て行こうとします。

シテは自分もお供しようとアドについて出、只今は失礼したなどと言いながら、二人して野へとやって来ます。

さて舞台を廻り野へ出てみると、春の野は青々として気持ち良く、二人は土筆を見つけます。そなたの足の下にもあるなどと言い合って二人は笑い合います。
やがてシテが何か言い捨てのようなことを言いつつ土筆を摘もうかと言い「春の野に つくづくし おれてぐんなり」と詠みます。
これを聞いてアドが「ぐんなり ぐんなり」と大笑いをします。

今度はシテがむっとしてアドを問いただすと、アドは歌の留に「ぐんなり」とは聞いたことがないと笑います。
シテは慈鎮和尚の歌に「我が恋は 松を時雨の 染めかねて 真葛が原に 風さわぐんなり」とあると主張しますが、アドは「またくわした」とさらに笑う始末。

気分を悪くしたシテは、自分の歌を笑うのは仕方ないが、慈鎮和尚の歌を笑うのはなるまいと言います。しかし先ほどと逆に、アドは慈鎮和尚の歌を笑うのではなく吟じ様が悪いのだと言い「我が恋は 松を時雨の そめかねて 真葛が原に 風さわぐなり」と慈鎮の歌を詠み、また「ぐんなり ぐんなり」と笑います。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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