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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

兼平 藤井雅之(五雲会)

宝生流 宝生能楽堂 2011.02.19
 シテ 藤井雅之
  ワキ 舘田善博、アイ 深田博治
   大鼓 高野彰、小鼓 森澤勇司
   笛 藤田貴寛

五番立てで言う二番目物、武将の霊がシテとなって登場する修羅物は、現行では十六番を数えます。今のところ観能記で取り上げていないのは箙、朝長、そしてこの兼平の三番になりまして、今回はその兼平。木曾義仲の乳母子である今井兼平が主人公です。

今井兼平は木曾の豪族中原氏の出で、筑摩郡今井に所領を持ったことから今井を名乗ったとのこと。義仲よりも二歳ほど年上だった様で、巴御前は妹と伝えられています。平家物語巻九の木曾最期には、近江粟津の浜で義仲が討ち死にし兼平が後を追って自害した話が出ていますが、これをもとに能に仕立てたもののようです。

さて舞台には角帽子着流しのワキ僧舘田さんに、同装のワキツレ従僧の森常太郎さん、梅村昌功さんが従っての登場。向き合っての次第謡となります。
ワキは木曾から出た僧と名乗り、義仲が近江国粟津が原で亡くなったと聞いたので、跡を弔おうと粟津に向かう旨を述べます。

道行で木曾を立ち、夜を重ね日を添えて近江路に至り、矢橋の浦についたことが謡われます。着きゼリフでワキは、矢橋の浦に着いたので舟を待とうと言い、ワキツレがもっともにて候と相鎚を打つと、三人はワキ座へ進み着座します。
すると後見が舟を持ちだし、ワキ正に据えてシテの出を待つことになります。

一声の囃子で前シテの出。無地熨斗目に水衣肩上げの老人姿で舞台に進み、後見の置いた舟の後ろの部分に乗り込む形で立ち、棹を左手に持って一セイを謡います。面は尉面でして、私は詳しくないので何と判別できませんが、なんだか柄本明さんに似てるよなあと思いつつ見ておりました。
このつづきはまた明日に
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