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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鏡男 高野和憲(五雲会)

和泉流 宝生能楽堂 2011.02.19
 シテ 高野和憲
  アド 月崎晴夫 岡聡史

前々から機会あれば観たいと思っていた狂言なのですが、今回ようやく観ることができました。
大震災のために観に行けなくなってしまった三月の九皐会では松山鏡が上演されたのですが、松山鏡とこの鏡男は兄弟のような曲で、いずれも雪深い山里「越後松之山の」人たちが鏡というものを見たことが無かったという設定がもとになっています。
実際そんなことがあったのかどうかは分かりませんが、今でも新潟県十日町市松之山一帯は雪深いことで有名です。「まつのやま.com」というこの地域のサイトをみると、今日現在でも積雪268㎝と出ています。

さて舞台には括り袴に掛け素袍を下帯で締めたシテが登場し、常座で「越後の国松の山家の者」と名乗り、長く在京したが訴訟が悉く叶い安堵の御行書を戴いたので国へ帰ると言って舞台を回り始めます。

国許を出た時は何時戻れるかと思ったのに、早々と埒が明いて嬉しいなどと言いながら舞台を廻りますが、はたと忘れていたことがあると、何やら思い出します。
国を出る時に女房に土産を買って帰ろうと約束したのをすっかり忘れていた、というわけで、ちょうど色々の店が出ているので、ここで求めることにします。

この曲、最初に次第を奏してシテが登場して次第を謡い、続いてシテがこの後の買い物の下りまですべて語って済ませる演出もあるそうですが、今回はここで店にいたり、鏡売りの男が出てくる形です。

ところで訴訟が叶ったので国許に帰るという設定は、いくつかの狂言にも見られます。また能でも訴訟をめぐって生じた出来事が題材になっている曲があります。
2008年に「訴訟をめぐる能楽」として、菅浦文書の話から発展させて少しばかりまとめたことがあります。ご参考までに御覧いただければと思います。
鑑賞記初日月リンク
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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