FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

源氏供養のつづき

舞台には次第の囃子で、ワキ僧、ワキツレ従僧が登場してきます。ワキ森さんは小格子厚板に白大口、麻のような色の水衣に角帽子、位の高い僧と感じさせます。次第の後、安居院の法印と名乗りますが、後のシテとのやり取りからは、表白を書いたとされる聖覚の父である安居院法印澄憲と推測されるようです。
ワキツレ則久さんと御厨さんは無地熨斗目に白大口、水衣に角帽子の装束です。

石山寺に参詣すると言い、道行を謡い音羽の瀧から逢坂の関を越え、鳰の海(琵琶湖ですね)、志賀唐崎と進んで石山寺にやってきます。
下歌を謡い、ワキ座に進んだところにシテの呼び掛けです。

シテは安居院の法印に申すべき事の候、とワキを安居院法印と知って呼び掛け、ワキはこの声に振り返ります。紅入唐織着流のシテは幕を出つつ、石山に籠もって源氏六十帖を書き記したと、自ら源氏物語を書き表したことを明かしつつ二ノ松まで進みます。
立ち止まって、源氏の供養をし、また自分の跡を弔ってほしいとワキに請います。

ワキが誰と志して回向すればよいのかと問いかけるうちに、シテは橋掛りを進んで常座に出、ワキと問答の形になります。
ワキが「紫式部にてましますな」と念を押すように問い、シテが答えて地謡に。ワキが着座し、シテはワキの方に進んだ後、舞台を廻って常座に戻りあらためて「かき消すように失せにけり」と中入りしました。

送り笛に送られてシテが姿を消すと、ワキは「まずまず石山へ参ろうずるにて候」と言い、立ち上がるとワキが前に出、後ろにワキツレが控えた雁行の形で地謡前あたりに正面向いて並び、着座して「さて石山に参りつつ」とワキが謡い出します。
このつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/1606-293e6eff

 | HOME | 

カレンダー

« | 2020-05 | »
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。