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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

大江山 遠藤六郎(九皐会)

観世流 矢来能楽堂 2011.04.10
 シテ 遠藤六郎
  ワキ 殿田謙吉
   大鼓 柿原光博、小鼓 住駒匡彦
   太鼓 助川治、笛 藤田次郎

源頼光と四天王が大江山の酒呑童子を退治したという伝説は、現在でも絵本があったりして、割合広く知られているようです。大江山に住む鬼の棟梁酒呑童子が手下の鬼達とともに京の都を荒らし回り、これを源頼光と部下達が退治したというわけですが、さて酒呑童子の出自になると諸説あり、また手下とされる茨木童子などをめぐっても様々な伝説があるようです。

そもそも鬼というのは妖怪の類とされますが、古い時代には朝廷に従わぬ部族などを鬼と呼んだという説もあり、また何かの理由で流れ着いた外国人が鬼と呼ばれるようになったなどという説もあります。単に盗賊の一味のことだという説もありますね。

この酒呑童子がどういう種類のものだったのか、実在したのかどうかも分かりませんが、なんと名乗ったかは別としても、都近くに徒党を組んで住まいし時々都を荒らしにやってくる盗賊のような一団がいたのかも知れません。

またこの酒呑童子を退治するため大江山に向かう源頼光の一団も伝説的な武士達で、頼光は能では土蜘蛛にも登場しますね。頼光は実在の人で、関白藤原道長とも親交があった記録が残っていますが、その事績は伝説に彩られたものと言えましょう。
この曲でも、藤原保昌や四天王と呼ばれる渡辺綱・坂田金時・卜部季武・碓井貞光の四人などと鬼退治をしたことになっていますが、坂田金時(公時とも)はご存じ金太郎の成人した姿だそうですし。
ともかくも、舞台の様子は明日につづきます
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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