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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

大江山さらにつづき

アドアイは童子に拐かされてきたのですが、捉えられた人々が日々殺されて血に染まる布を洗わされているわけです。もともと顔見知りだったということもあり、アドアイが謀ってワキの一行に宿を貸すことにし、橋掛りの入り口から幕に向かって声をかけます。

答えて半切、唐織を打掛にし黒頭童子姿のシテが幕前に出てきます。アドアイから山伏達が一夜の宿を借りたいと言っている旨を聞き、シテは出家には手を出さないと固く誓約しているので中門の脇の廓にとめようと言い、三ノ松で床几にかかります。

オモアイ、アドアイのやり取りがあり、アドアイが切戸口から退場、ワキ、ワキツレが舞台に入って並ぶと、シテも舞台に入り正中で床几にかかります。
シテとワキの問答となり酒呑童子という名の謂われをワキが問いかけ、シテが明け暮れ酒を好くために眷属から酒呑童子呼ばれていると答えて、ワキにも酒を勧めます。さらにかつては比叡山を住処としていたのに、大師に追われて筑紫彦山、伯耆の大山、白山、立山、富士の御嶽と山々を経巡った末に、この大江山に籠もることとなった次第を語ります。
掛け合いの終わりから地謡「一稚児二山王と立て給うは」の謡で「などか憐れみ給わざらん」とシテは床几を立ち、「構えて余所にて」と下居して左手をワキに延べ「物語せさせ給うな」と請う形になります。
続く地謡の上歌、ワキツレのうちワキ正側に着座していた二人が立って地謡側に移り、シテは立ち上がって目付に出ます。
さらに舞台を廻って正中で出ると「我に親しき友ぞ」と下居してワキと向かい合います。「いざいざ酒を飲もうよ」とワキが立って扇で酒を注ぐ形を見せて下がり、シテは扇を広げてこれを受けて立ち上がり、舞台を廻って打込から扇広げて「げにまこと」と上げ扇、大左右と型が続きます。

謡に合わせて舞がつづき「恐ろしげなれど」と招き扇し「馴れてつぼいは山伏」と下居。「なおなお廻る盃の」とワキが再び酒を注ぐ型で「度重なれば」とシテは酒を受けて立ち上がり、タラタラと下がると「雲折り敷きて」で橋掛りへ進み、扇を使い「荒海の障子押し開けて」と戸を開ける形からそのまま中入となりました。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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