FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

小塩 観世喜正(九皐会)

観世流 矢来能楽堂 2011.05.08
 シテ 観世喜正
  ワキ 福王和幸、アイ 野村扇丞
   大鼓 國川純、小鼓 観世新九郎
   太鼓 小寺真佐人、笛 寺井宏明

五番立ての三番目物は女性をしてとする曲が多く鬘物ともいわれますが、主人公は女性に限られたものではなく、この曲や雲林院のように在原業平の霊をシテとしたものや、西行桜など老人をシテとした曲もあります。

というわけで今回は小塩、京都西山の小塩山が曲名の由来です。山の麓には桜の名所としても名高い大原野があり、大原野神社や西行桜の舞台ともなる花の寺勝持寺があります。この地は業平終焉の地ともいわれ、業平は十輪寺で晩年を過ごしたとか。十輪寺の山号が小塩山です。

観世の謡本を見ると作物のところに桜立木角台とあり、括弧書きで(無シニモ)と書かれています。どうやら桜の立木台を出すのは観世流のみらしいのですが、その観世流でも最近は立木台を出さない方がメジャーのようで、この日も台は出されませんでした。
というわけで地謡、囃子方が登場し落ち着くと、次第の囃子となりワキ、ワキツレの一行が登場してきます。ワキ福王和幸さんは東京ではあまりお見かけしませんが、村瀬純さんが亡くなって東京の福王流がさらに淋しくなってしまったこともあり、東京でのご出演も期待したいところです。都下京辺の者と言いますが、名もなき市井の人なのでしょう。若い人たちを連れて大原野の桜を見に来たという次第です。
サシから上歌と、春の花を廻って謡い小塩にやって来たと着きゼリフになります。

ワキの一行はワキ座へと着座し、一呼吸あって一声。ゆったりした囃子でシテの老人が登場してきます。
さてこのつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/1616-acf3238e

 | HOME | 

カレンダー

« | 2020-06 | »
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。