能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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苞山伏さらにつづき

シテは大笑いして、山伏という者は物の怪のついたのをこそ祈るもので、飯を食った者を祈るなどと言うのは珍しいことだと揶揄しますが、山伏の方は何処吹く風の風。
「我がとしつきの行徳も かかる奇特を見せんため不動明王のさっくにかけ 平形数珠のつめをに入れたるを さらりさらりと押し揉んで・・・」と祈り出します。

山伏が「ぼろんぼろん」と数珠を揉んで祈り出すと、シテは馬鹿馬鹿しいと言わんばかりにその場を立ち去り、橋掛りへと進みます。

しかし二ノ松あたりまで行ったところで、俄に山伏の法力が効き出した様子になり、引き戻されて舞台へと帰ってきます。山伏がさらに祈り伏せ、シテは舞台上に倒れ込んでしまうという次第。

山伏の法力に感じ入った山人は、山伏に一飯差し上げようと自分の家に招じます。一方、倒れたままのシテは、手足がすくんで動けないなどと言い、息も絶え絶えとなってしまいます。
命を助けてくれというシテに、山伏は盗人がわかった以上は人を助けるのも出家の役と言い、蘇生させてやろうと「ぼろんぼろん」と祈り始めます。
シテは少しずつ動けるようになった風を見せますが、これに山人が「いらぬ事」と言い、自分がこの棒で打ち殺してやろうと言い出します。

山伏は山人を留めてシテを逃がそうとし、山人が追い込んでの留になります。
当日の出演、深田さんをはじめ三人三様に性格付けをはっきり演じ、面白く楽しませて頂きました。

どちらかというと狂言の山伏は、偉ぶる割に間が抜けていて揶揄されることの多い役柄ですが、この曲では、いささか描き方が違っている感じです。もっとも、最後にシテを助けるのは「余計なこと」なのかどうか、時代によって考え方、感じ方は違うかもしれませんが・・・
(20分:当日の上演時間を記しておきます)
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