能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

観世会荒磯能を観に行く

昨晩は観世会荒磯能を観に観世能楽堂に行っておりました。
荒磯能は観世会所属の能楽師のうち、若手の皆さんにより上演されている会ですが、平日のためなかなかスケジュールが合わないこともあり、私は今回、初めて拝見しました。

一昨年来、演能に先立って荒磯能出演の能楽師が交替で解説などをするのが定例化しているそうで、今回は武田文志さんのお話。ワークショップという位置付けで、ちょっと謡の一句を声を出して謡って見ましょうとか、シオリをやってみましょうなど、なかなか楽しい時間でした。
冒頭、武田さんが能楽を観るのが初めての方は手をあげてと、声をかけたところ、全く初めて、ないし初心者という方が八割ほど。夏休みのせいなのか、どこかの高校か若い女性が多数来場されていて、能楽堂もなんだか晴れやかな雰囲気でした。

坂井音晴さんのシテで清経、三宅近成さん・右矩さんによる雷、そして木月宣行さんのシテで鍾馗と観て参りました。
お若い方達の芸ですが、それぞれに花もあり・・・考えてみれば皆さん、2、3歳から舞台に立っておられるので、私の職業生活とほとんど変わらない芸歴をお持ちなわけです。見所の雰囲気も良かったせいか「清経ってやっぱり名曲なんだなあ」としみじみ思ったり、いつになく寛いで楽しく拝見しました。

終演後に若い女性の声が聞こえてきて、鍾馗の解説には登場人物が二人しか書いてなかったのに、途中で出てきた人(アイですね)は何だったんだろう、と、でもまあそれがとても楽しそうな雰囲気でした。これを機会に能楽を時々でも御覧になれれば良いですね。

とは言え、アイの扱いは初心の方にはわかりにくいところで、おそらく売店で謡本を求められたと思われる老夫婦も、中入で謡本のあっちをめくったりこっちを拡げたりされていました。流儀の謡本を買っても、ワキの詞章が流儀によって違うことや、間狂言の記載が省略されていることなど、ちょっとメモ的なものでも挟んであると良いかなあ、などと思ったりした次第です。

なお、夜になって茨城県地方は雷雨となり、石岡近辺での集中豪雨と落雷のために常磐線が最大で一時間半ほど遅延しました。なんとか昨日の内に家には帰ってきましたが、いささか大変な思いをしました。
鑑賞記はいずれまた。清経は簡単に印象のみ記載のつもりです。
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