能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

定家 駒瀬直也(能楽BASARA)

いささか間が開いていますが、先月の能楽BASARA、定家の鑑賞記です

観世流 国立能楽堂 2011.07.16
 シテ 駒瀬直也
  ワキ 森常好、アイ 石田幸雄
   大鼓 佃良勝、小鼓 鵜澤洋太郎
   笛 松田弘之

金春禅竹の作とされているこの能、藤原定家と式子内親王のいわば秘められた恋をテーマとした曲です。・・・ですが、この会の冒頭に作家でもある日本文学者の林望先生の解説があり、その中でも話がありましたが、定家と内親王の年齢差などを考えると、現実にこういう恋物語があったというのは、いくら何でも無理な話。身分もぜんぜん違います。

曲中に、内親王が賀茂の齋院を下りた際、定家が忍んで契りをかわしたとありますが、この時、定家は8歳くらいのはずです。
どうも定家や式子内親王の歌、定家葛などに着想を得て作られたフィクションということなのでしょう。しかし、フィクションと割り切ってみれば、実に良くできた情趣深い曲です。

舞台には先ず塚の作り物が出されます。
鉄紺色の引廻しを掛け、上に葛を載せています。塚が大小前に据えられると次第の囃子。いずれも無地熨斗目着流しに水衣、角帽子を着けたワキ僧森常好さん、ワキツレ従僧の舘田さん、常太さんが登場してきます。

舞台中央で向かい合っての次第謡、ワキの名乗りとなり、北国方よりやって来た旅の僧一行が、この度思い立って都へ上るところであることが示されます。
道行を謡って都に到着し、千本のあたりに着いたのでしばらく休もうと言ってワキツレがワキ座に下がり、ワキが正中に出ます。
さてこのつづきはまた明日に
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