能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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雷のつづき

おそるおそる雷に近づいた医師は、まず御脈をうかがいましょうと言い、雷に寄ると頭に手を置いてぐるぐる回します。雷が怒り出すと、頭脈(ずみゃく)といって、人は両手で脈をとるが、雷は頭で取るものと説明します。

雷の治療はしたことがない、と言う割には頭脈などやけに詳しいのですが、さてその結果は「もってのほかの邪気」で「中風」でござると見立てます。
雷に「中風とは」と問われ、もとは風邪でござるが、風邪は百病の長、もろもろの病の元であるなどと医師が言います。藪医者という割にはなかなかの見識の様子。

雷はなんぞ薬があらばくれと所望します。大藏では旅のこととて薬はないと答えるようですが、ここではそれならば気付けをあげましょうと、医師が団子のような薬を渡します。苦い薬だとか、苦いところもあれば甘いところもある、「らいのうたん」という薬だなどとのやり取りがあって、薬を飲んだ・・・というより食べたような所作ですが、雷はまくまくするのは治った、と良くなってきた様子をみせます。

しかし腰を打ったのが痛いので、これを治してくれと雷が頼み、医師はそれなら鍼を打ったがよかろうと言って、雷を横にならせます。

雷に近寄った医師は、雷の腰のあたりを診て悪血が滞りましたと言い、三里に鍼を打って悪血を流すと、雷に鍼を見せます。
これがまたなかなかに太い鍼で、しかも鎚で打ち込む様子です。現代の鍼灸で使われる鍼とはおよそ異なったものですが、昔は太い鍼もあったのか、あるいは雷が相手ということで殊更にデフォルメした鍼を出したのか、まあ両方あるのでしょうね。

ともかくも横になった雷の腰に向けて、鍼を構えた医師は「こっつりこっつり」と鎚で打ち込みますが、その都度、雷は大げさに痛がります。鍼が折れるから動かぬようにと医師が注意しますが、最後はあまりの痛がりように治療を終える形。
さてこのつづきもう一日明日に
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