能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鍾馗 木月宣行(荒磯能)

観世流 観世能楽堂 2011.08.11
 シテ 木月宣行
  ワキ 大日向寛、アイ 前田晃一
   大鼓 亀井広忠、小鼓 森澤勇司
   太鼓 徳田宗久、笛 栗林祐輔

鍾馗というと、端午の節句の際の人形や幟で見かけることはありますが、それとても一体何の神様なんだろうと思うくらいで、滅多に話題にも上らないというのが普通と思います。私も前々から気にはなっていたものの、あえて調べもせずにいたところです。

というわけで、この曲と、同様に鍾馗をシテとするもう一曲「皇帝」の二曲は、私これまで観ておりませんでして、皇帝の方はいずれとして、鍾馗はそれほど上演の少ない曲ではないのですが、なんだか機会がなかったという次第です。

そこで今回あらためて「鍾馗」という神様を・・・人物をといった方が良いかもしれませんが、認識したところです。節句の人形や幟は、悪魔や病魔を祓う、わけても疱瘡除けの神様として扱っていますが、もともとはこの曲の元になった伝説があったようで、唐代の実在の人と言われています。

幼少から学問にすぐれ、いわゆる科挙を受けて栄達を目指したのですが、落第したことを恥じて宮中で自殺してしまったとか。これを唐の高祖が憐れんで弔い贈官したことから、鬼神となって国家を守護したという伝説です。
この能は伝説に準拠し、鍾馗の精霊が登場するわけですが、ストーリーを切り詰めて鍾馗の精霊の哀傷と、悪鬼を鎮める奇瑞に焦点をあてた小品となっています。

舞台には先ず名宣笛でワキ大日向さんが登場してきます。白大口、厚板に側次を着けた唐人風。常座に出て名乗りとなります。
このつづきはまた明日に
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