能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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長光 野村萬(金春会)

和泉流 国立能楽堂 2011.10.02
 シテ 野村萬
  アド 野村太一郎、小アド 野村万蔵

本当に久しぶりに鑑賞記を書いてみようと思い立ちました。しかし一月以上前の一件なので、何処まで覚えているかというところですが、しばしお付き合いのほど。

茶壺などと同様、旅の者から何か巻き上げてやろうという「すっぱ」が現れての騒動ですが、最後はいささか珍しい形になっています。
さてまずは、アドの太一郎さんが括り袴の旅の姿に、立派な太刀を持って登場し「板東方の者でござる」と名乗ります。上方見物に行くという次第で、まずは熱田の宮だと正面を見、ワキ座に回っては「青々と見えるは何じゃ」と驚いて琵琶湖を見る景色。
さらに大津の市だと言いつつ正面に戻ると、ワキ正に向かい市の様子を見る形になります。

このアドの設定、大藏流では訴訟のために長らく在京していた遠国の者が、本領安堵されて国許に下ることになり、寺町の市に土産物を買いに行くという形になっているようです。上ってくる者と下る者と、流儀によって違いはありますが、いずれ遠国の者であることには違いありませんね。

さて、田舎者が市の様子を観る態は、他曲とも同様で特段の違いはありませんが、その間に登場してきたシテ「すっぱ」が一ノ松で名乗ります。早速、田舎者を見咎め、立派な太刀を持っている様子に、この太刀を奪ってやろうと板東者のそばに寄ります。

まずは太刀の鞘に手をかけますが、さすがにこれはすぐに気付かれてしまいます。板東者が再び市の品物を見始めると、今度は正中あたりで板東者の持つ太刀の緒をそっと解いて自分の体に結びつけ、いきなり「出会え 出会え」と太刀を奪おうとします。アドも盗られてはならじと太刀を抑え、二人が引き合っているところに小アド目代の万蔵さんが登場してきます。
茶壺と同様の展開となりますが、このつづきはまた明日に
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