能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

初雪のつづき

地謡の下歌、上歌からクセと続きますが、クセは短い居グセで、シテは下歌から同じ所に下居して謡に合わせて嘆きを示す形です。

さてクセが終わると、シテは正面方を向いたまま「いかに夕霧のあるか」と声をかけます。これを受けてアイが立ち上がり、角の方に出てシテに向かいます。シテはアイに「さても初雪が不憫さはいかに」と言い、アイが返事すると、嘆いてもこの鳥が戻ってくることはないであろうから、この辺りの上臈たちを集めて七日の間籠もり、鳥の跡を弔おうと思うがどうか、と尋ねます。

アイはもっともなことと受け「やがて弔いあらうずるにて候」と言うと狂言座に下がります。シテは立ち上がり、ここで中入。
この曲、ワキが出ないので、このあたりからの展開がいささか変則的な感じがします。
シテが中入で静かに幕に入ると、アイが再び立ち上がって常座に出「さてもさても、かようの憐れなることは ござなく候」と言い、嘆いても甲斐なきことなので、この辺りの上臈を集めて、一七日籠もり、初雪の跡を弔おうという展開を再度語り、さてこの辺り近き上臈たちを呼び出そうと言って、「いかにこの辺りの上臈たち」といわゆる触れ。一七日の間、初雪の弔いをする旨を告げ「一人も残らず 御出で候へ かまへてその分 心得候へ 心得候へ」と触れて、再び狂言座に下がります。

「お幕」の声が低く聞こえ、ツレ三人が登場してきます。(この三人は申し訳ないのですがちょっといただけませんでした)
ともかく近隣の上臈たちという態で登場した三人は、そのまま舞台に進みワキ座から地謡座の前にかけて並んで着座します。

アイが立って常座に出て下居し「さらば御弔い あらうずるにて候」と声をかけて狂言座に下がり、ツレの一人が「実にありがたき弔いの」と謡い出して、残る二人が続きます。ワキの待謡同様の態で、ツレの一人が「南無阿弥陀仏弥陀如来」と合掌し、囃子が出端となります。
後シテの出になりますが、このつづきはまた明日に
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