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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

日立で能を観る

薪能から火がついて・・・という訳でもないのでしょうが、地方でも薪能などをきっかけとして能楽の公演が行われることが多くなってきました。


今日は我が家からさほど遠くない日立市で「能と狂言の会」があり、日立シビックセンターにお出かけです。
このセンターにはプラネタリウムがあり、こちらは以前にも覗いたこともあるのですが、音楽ホールの方は初めて。勝手がわからないので、前の方の席を予約しておいたのですが、いささか前過ぎて舞台を見上げる感じ。国立能楽堂で言えば、前の五列くらいまでは白州に入ってしまいそうな距離です。
ちょっと失敗したかなあ、と思ったのですが、そうは言ってもこんな間近に高名な先生方を見る機会もなかなかないので、これはこれで良しとしましょう。


・・・そうなんです。
曲は能が二番、花月と黒塚。そして狂言の清水ですが、シテは花月が粟谷能夫さん、黒塚が粟谷明生さん。狂言は野村万蔵さん。
さらに、重鎮、粟谷菊生先生の地頭に友枝昭世先生の副地頭。ああ、生の昭世師が目の前に・・・というだけで感動してしまった次第です。


地方の薪能などの場合、フルメンバーというのも大変なので、地謡6人とか、能は一番だけといった場合も多いと思うのですが、なかなか豪華な会で、正直のところ「この入場料では赤字なのではないか?」と思うのですが・・・
ま、それは主催者側の事情ということで、個人的には大変楽しく拝見しました。
花月、清水、黒塚という演目は、見所に初心者が多くても、割合楽しめる番組だと思います。
隣席の方たちも、どうやら能楽は初めての様子でしたが、堪能されたように感じました。


音楽中心の多目的ホールのため、いささか残響があって能楽堂とは異なった印象になりましたが、これはこれで案外悪くないと思っています。
さすがに囃子方は二番とも同じですが、槻宅聡さんの笛が大変に良く鳴っている感じで、ヒシギがホール全体を締めたような印象を持ちました。


地元なものですから、久しく会わなかった方にも出会ったり、そうした意味でも面白い一日でした。
東京の能楽堂とはまた違った雰囲気でしたね。
曲毎の鑑賞記は明日以降に順次アップします。


ところでホール入り口で、おそらくは面打ちの同好会の方の作品だと思うのですが、展示が行われていました。
ホウホウ、と思ってみていると、なんだか紋付き袴の人で見ている人がいる。
なんと粟谷菊生先生でした。この面打ちの会の方と思われる紳士と二人でなにやら話しておられた様子。
こんなに近くで、ニアミスというのも初めてでした。

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