能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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寝音曲 茂山あきら(国立特別公演)

大藏流 国立能楽堂 2011.10.29
 シテ 茂山あきら
  アド 茂山童司

寝音曲はこれまでも何度かブログで取り上げていて、和泉流では萬さんと万作さん、大藏流では善竹十郎さんの上演について触れています。
萬さん(鑑賞記初日月リンク)、万作さん(鑑賞記初日月リンク)、十郎さん(鑑賞記初日月リンク
その際も書きましたが、全般的な印象として三宅派の演出の方が詳細で・・・まあ、それはこの曲に限らずで一般的に野村家の上演は時間的にも長めになりますが、これにくらべて大藏流の方がシンプルな感じがします。
とは言え狂言の場合、流儀以上に家毎の違いが大きいこともあって、今回の茂山家の形は萬さんや万作さんの際と、十郎さんの際との中間くらいの感じ。上演時間も18分ほどで、これまた25分を超える野村家と12分程度の大藏家との間になっています。

話の展開は基本的に十郎さんの時と同じですので、謡うのも放下僧小歌ですし、最後は二人笑いあった後に、主人が「もっと謡え」と太郎冠者を追い、冠者が逃げ込んで留になりました。

概略をおさらいすると、まず主人が立って、夕べ太郎冠者が謡うの聞いたのでもう一度謡わせようと太郎冠者を呼び出します。呼ばれた太郎冠者はいったんは否定するものの、聞いたぞという主人に、あっさり謡ったことを認めます。
例によって酒を飲まねば謡えないという冠者に主人が酒を勧めますが、「数よう三合いただきましょうか」と催促した冠者は、三杯目を飲み干すと今度は女共の膝枕で寝ながらでないと謡えないと言い出します。

主人が寝て謡えと勧め、冠者は両手を耳の所で合わせて主人に寄りかかる形になり、主人が冠者の肘を下から持つ形で謡い出します。
まず「木買わせ木買わせ 小原木召せ」と小謡を謡い、その後放下僧小歌。「東には」で主人が冠者の手を持ち上げて下ろし、「音羽の嵐に」で再び上げ、さらに「西は法輪」で持ち上げます。

その後は「忘れたりとよ」でシテが自ら立って謡い舞いし、舞おさめると主人が「声もよう出て面白かった」と褒めます。太郎冠者は「お、忘れました」と笑ってごまかし、二人笑いあった後、もっと謡えと主人が冠者を追い込みました。

小柄なあきらさんの太郎冠者が味わいある演技で、酔うほどに謡うほどに元気が良くなってくる変化など、大変面白く拝見しました。
(18分:当日の上演時間を記しておきます)
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